六月飛霜

HongKong その日気になったことをメモ

hk102

 

香港獨立媒體に掲載された黃之鋒 ジョシュア・ウォンくんの10/01の話を自分用メモ。

(大体こういう話、と言う程度)

 

ジョシュア・ウォンくんについてはこちらなど。

 

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   事到如此 有些話不得不說 | 黃之鋒 | 香港獨立媒體

 

香港獨立媒體 香港獨立媒體 の記事より

”事到如此 有些話不得不說
事此処に到っては いくつかの話を言わないではいられない

46時間以上の拘束の後に、市民たちの街頭に辿り着くと、金鐘、セントラルからコーズウェイベイに至るまで、全てが私の想像の外だった、全ての運動の進展はもともとどんな人の想像出来るものでもないけれど、
心情は充分に複雑で、興奮し嬉しいけれど、心配があり、万感胸に迫る思いだった。

・すべての香港のみなさんにかかっている

もしかすると拘束の後に解放されたことで、少なくない市民が私に「香港はきみにかかっている」と言うのを聞いた。そのうえ私のことを「英雄」とさえ呼んだとき、私は内心気持ちの良くない思いをし、反感さえ抱いた。

あなた達が正に唐辛子スプレーや、催涙弾の攻撃にふさがれ、抑えられている中でまだ頑張っていた、

その同じ時間に、私はまるで廃人のようにアルミニウムの飯皿と拘留室の四方の壁だけを見てぼんやりとし、無力感が心に湧き上がっていた。
それに比べみなさんの差し出したものは、自主的に平和的な道路占拠で、私は本当に自分を恥かしく思わずにはいられない。

正にこのように、この場は「自発的占拠運動」で、本当に少しも先導することもなく、すなわち運動のリーダー達にも運動が発生することをとめることは出来なかった、主人公はすべての香港公民なのだ。


・はっきりとさせなければならない訴え

市民は朱耀明と戴耀廷と陳健民(佔中三子)の為にではなく、また学生たちの組織に賭けたのでもなく、基本的に自身の政治的訴えを抱えて街頭で集結し立ち上がることを選択した、確かに「その内側は賑やかなのを楽しみに来ているだけ」と疑う人もいるだろう、しかし私はすべての香港人に言いたい、ここに集う市民は、きっとハッキリとした政治的訴え、求めがあるはずだ。
公民が自主的な状況のもと、参加しているのだから必然的にそれぞれに政治的判断があり、あなたが必ずしも私の言う訴求に同意しないとしても、少なくとも私はこの17文字の言葉でまとめたいと思う。
「公民が立候補することへの実現を目指し努力する、人大(全人大)全国人民代表大会の決定を撤回する、梁振英の辞任」



・占拠運動の方向

私はまず各位にお詫びしなければならない、集まった人数は完全に私の想像を超えていた。今まで最終的に占拠の規模がここまで拡大し膨らむとは想像もしなかった、だから人手も足りないし、香港ではセントラルからコーズウェイベイまで届けられるような音響設備も見つけられなくて、私と仲間は方法を考えているが、力が及ばないことを、許していただきたい。

 

運動の方向について、どうかみなさんには自分が街頭に座り込んでいることが何の影響もないことだと、警察はこの数日何も動きを見せていない、私達には集まる異議がないと、間違わないでほしい。


人々が集結することは香港の最大のチップ(ギャンブルで賭け金を表すために用いられる、札やコイン型の代替物であるチップ)だ、
試しに行政長官と入れ替わって、香港政府の窓を開け外を見て、セントラルからコーズウェイベイに至るまでぎっしりと埋るように集まる人々の群れが大声で辞任を叫んでいるのを見れば、あなたなら、恐れを感じないわけがないよね?

群集の動員というチップが極めて大きくなったとしても、私達の自分の動員できる力を見せて、用いて、中央の手から普通選挙を取り戻し、行政長官に普通選挙と催涙弾を使用させた件の責任を問い辞任を要求する。

十月一日国慶節の日に十万人が街頭を占拠することに、行政長官は必ず何かを返すことだろうと信じている。

とりあえず話はここまで、睡眠をとることにしよう、午後に金鐘で会おう。”

 

 

 

政府側の意図としては今後、基本的には長引かせ、疲れさせる(色々な意味で)ことを目指しているようだと各所から。

どうなるのか本当にわからないけれど、彼らだけでなく、彼らのパパやママも、そしてやっぱり学生さんに何かあれば大人は誰もが胸を痛めると思うから、無事に「ただいま」と「おかえり、よく頑張ったね」と言いあえる日がくるよう、今はただ祈って見ていようと思う。