六月飛霜

HongKong その日気になったことをメモ

hk1109

 

 

 

・学生達が北京へ直談判に行こうとしているという話のその後。

 

香港電台新聞 中文新聞頻道 より

 


學 聯 稱 未 必 於 亞 太 經 合 會 議 期 間 上 京 反 映 意 見

 

學聯の周永康

”もしAPEC期間中に北京に行っても、中央との対話は出来ないだろう、それ以外の時間に行くほうが対話の可能性は大きくなる、という意見もあり、対話の要求は挑発ではないのだから、必ずしもAPEC開催期間中とは決まっていない”

ただ”APEC終了後になっても、北京へ行くことは必要である”と会見で発表していた。

 

 

しかしアップルデイリーの報道


學民仔上深圳被拒入境 | 蘋果日報 | 要聞港聞 | 20141108

 

ジョシュア・ウォンがリーダーを務める學民思潮のメンバーの一人が、今回の運動とは一切関係なく個人的に深圳を訪れたところ入境を拒否された、とのこと。

學民思潮の発表では「国家の安全に反する活動に参加している」として拒否され、その後は無事に香港へ戻っているとのことですが

この入境を拒否されたメンバーは、かつてメディアに取り上げられたこともなく、目立ったり知名度のある人物ではない、ということから、今回の運動に関わっている学生や市民達のリストのようなもの既にがあり、それに基づいて拒否されたのではないかと思われるという報道。

 

 

日本でも今日になって報道されていた


香港占拠の学生団体メンバー、中国本土への入境拒まれる:朝日新聞デジタル

 

これを受けて、學聯もやはりAPEC開催期間中の北京行きはとりやめた、とのことですが、APEC前でピリピリしてるのは当然でしょうけれど、終わったら果たして彼らへの警戒が緩む可能性はあるのだろうか…

 

 

 

・先週末には

 

ズッキーニ@香港 @Zuki_Zucchini さんTwitter

ズッキーニ@香港 (@Zuki_Zucchini) | Twitter より

 

 

占拠について学聨が声明を出していたけれど

 

 

 

待っていても向こうから何らかの反応が起こることは限りなくないだろう、その間に運動の収束を待つ構え(対外的なものにせよ)の大陸側に、だから自分達から会いに行く、行動を起こすしかない、というのは理解出来るのだけれど、対話の可能性以前に門を完全に閉ざされているのが、入境拒否で明らかになったような気がする。

 

一番上の、周くんの会見では

初代の行政長官だった、近頃またちょこちょこと顔を出している董建華たちに、中央との架け橋になってくれることを希望する、という話が出ているけれど、

若い人は、と非難するのは簡単だけれど、その若い人たちにこれだけのことをさせていて、大人たちは何もしない、では、彼らのしていることを停めることは、今となっては誰にも出来ないのではないかと思うのだけれど。

 

 

 

 

 

 

周くんについてはこちらの報道など

 


【香港民主化デモ】学生リーダーは「もう一人の周永康」 24歳の香港大生 同姓同名の「あの人」とは違う - 産経ニュース

 

 

 

 

 

 

・昨日8日は香港プライドパレードが行われ


香港同志遊行2014 Hong Kong Pride Parade 2014

 

先日から支持と参加を表明していた學聯の二人も参加していたもよう。

 

 

 

 

彩虹大使の一人はすっかり雨傘運動の顔の一人にもなってしまった我らがデニス・ホー。

 


還有這麽一個香港女兒 - | 老駱 | - 聚言時報 Polymer

 

 

香港の娘、と今年銅像も建立されたアニタ・ムイの弟子もまた、香港の娘と呼ばれるようになったのだなぁ…

 

正直、歌手として好きなだけに、今後の活動は大いに制限されることになるだろう、デニスの運動への参加に心配もあったのだけれど、大陸で封殺と言われてもそれは「光栄なことだ」と言ったデニスに、じゃあもうただただ、彼女の歌を聴き続け、応援し続けるしかない。

 

 

 

 

 

APEC終了後に何らかの、大きな排除などが行われるのではないか?ということが、非常に大掛かりな警察の訓練の様子が報道されていたり、懸念されているのだけれど、いくらなんでも愚かな悪手だけはもう行われませんように。

 

 

我願香港平安。